犬の病気の中で多い皮膚病。激しいかゆみはときに皮膚を大きく傷つけ、さらなるトラブルを引き起こす場合もあります。犬や飼主を悩ませる皮膚病ですが、犬種によっても起こりやすさに差があることをご存知ですか?
基本的にすべての犬種が皮膚病にかかる可能性があります。その中でも特にかかりやすい犬種として、フレンチブルドッグ・パグ・シーズー・柴犬・ゴールデンレトリバー・ダルメシアン・ウエストハイランドホワイトテリアなどが挙げられます。
フレンチブルドッグやパグなどの場合、顔のシワに汚れが溜まり細菌が繁殖、炎症して皮膚炎を引き起こすケースが多いです。また、柴犬やシーズー、ゴールデンレトリバーなどは、アトピー性皮膚炎になりやすい犬種として知られています。
また、皮膚の機能が完全ではない子犬期や、体の機能が衰えてくるシニア期も皮膚病になりやすい時期です。日頃からスキンシップをとり、皮膚に異常がないかチェックするようにしましょう。
愛犬が皮膚病にかかってしまったら、まずは動物病院で治療を受けることが最優先です。それに併せて、日常的な習慣を見直すことも必要になります。
皮膚病は皮膚の免疫が低下したことで起きるケースも多いです。いつもの食事を見直したり、免疫維持のために栄養成分をプラスしたりと、食生活で対策することは重要です。
定期的なシャンプーやブラッシングで、皮膚を清潔にすることも対処法の一つです。ただし、間違ったスキンケアは皮膚の機能を弱めてしまうため、正しい方法でケアしましょう。
皮膚病の対処法として、温度と湿度の管理を行うことも挙げられます。季節や天候に左右されることも多いため、飼育環境下の温度・湿度を整えることで、トラブル予防につながります。
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